2018年04月29日

雪の妖精 第一章(5)

 うとうとしているうちに、眠ってしまったらしい。ディンゴを起きて迎えようと思っていたのだが、想像以上に体が疲れていた。目が覚めるとベッドの上で、毛布がきちんと掛けられていた。自分で移動した記憶も、毛布をかぶった覚えもないから、ディンゴは帰ってきたのだ。
 しかし、その姿がどこにもない。家中を探して、食事を摂ったらしい痕跡は見つけた。一度帰ってきたのは間違いない、が、すぐに出ていってしまったのだろう。
「忙しいのかな」
 宿舎に来ていた兵士たちの会話に、ディンゴの名は度々あがっていた。彼はどうやらこの辺りをメインに守る「本営の兵士」で、その中でも特に名の通った人物なのだと、ルネはそれを聞いて初めて知ったのだった。同じ会話の中に、仲間であるラステット、カルバ、ベレの名前も出てきたので、いつもそのメンバーで行動しているのだろう。
 守るべきものが多い本営の兵士は、そうのんびり休んでもいられない。嫁をとる余裕もないわけだと、ルネは納得してしまった。だからといって諦める気は毛頭ないのだが。
「だって、こんなに優しいもんね」
 毛布を頬にすりよせて、その温もりに浸ってから、ルネは自分も出かける支度をした。急いで宿舎に行って、朝食の後片付けを手伝わなければ。
 今日の宿舎は忙しかった。兵士たちがたくさん来て、あちこちで話し合いをしている。話し合いに酒とつまみは不可欠のようで、朝食と昼食の間、昼食と夕食の間も、軽食の要求がたえない。ルネもずっと動き続けて、テーブルに酒を運んだり、皿洗いを頼まれたり、あちこち動き回っていた。
「ニオ隊が来てるんだよ」
 一緒に働いている女性の一人が囁いた。
「あんまり素行の良くない集団なの。本営より東側を根城にしてたんだけど、どういうわけかこっちまで来たみたいだね」
 たしかに、テーブルに近づいたときに聞こえた言葉は、昨日聞いたものよりも乱暴だった。どのくらいの人を殺しただのなんだの、聞いていてあまり気持ちの良い話題ではない。しかし兵士たちは、それを愉快そうに笑って話すのだった。
「武勇を勘違いしているのよ。本営の兵士はあんなこと自慢げに言わない」
 そう言って眉を顰める女性に、ルネは頷いた。ディンゴなら、あんな話はしないだろう。殺しをした話をしたとして、笑うなんてことはないはずだ。だって、ルネの姉たちのことを、あんなにも案じてくれたのだから。
 お喋りしてる暇はないよ、とリンに叱られ、ルネたちは仕事に戻る。つまみを作っては運び、空いた皿を片付け、それをくりかえしていると目がまわるようだった。兵士たちはそんな忙しいルネたちをときどき捕まえては、可愛いなあ、だとか、どこに住んでるの、だとか尋ねてくる。しかしリンの言いつけで、何を訊かれても答えてはいけないことになっていた。
「適当に笑ってごまかしな、キリがないんだから」
 最初はどうすればいいのかわからなかったルネも、他の女性たちがやっているのを真似て、なんとか振る舞えるようになった。次のお客さんが待ってるので失礼します、と急いでいるふりをして手を振り払うコツを覚え、なんとか夜を迎える頃には、昨日以上に疲れていた。
「お客さんをさばくのって、大変ですね」
「ニオ隊だから余計だよ。本営の兵士なら、こっちが忙しいのもわかってくれてるから、余計なことはあんまりしないんだけどね。どうやらあいつらには配慮ってものがないらしい」
「本営の兵士っぽい人はあんまり見かけませんでした」
「今日は会議があったそうだよ。ディンゴから聞いてないのかい」
「起きたらもういなかったんです。だから会ってなくて……」
 そろそろ夕食の準備も終わろうかという頃、どっと人が入ってきた。席に着くなり「飯を寄越せ」と叫んだのは、一際いかつい男だ。一緒にやってきた者たちもどかどかと椅子に腰かけ、早くしろ、と騒ぎ立てる。もう夕食のピークの時間になってしまっていたのだろうか。
「噂をすれば、ニオだね。本営はまだ会議中でいないから、ああやって威張るんだ。これから忙しくなるけど、ルネは先に帰りな。長くなるからね」
「でも、お手伝いを」
「アンタ、まだ十三歳だろう。あんまり長い時間、働かせるわけにはいかない。家に帰って、ディンゴの帰りを待ちな」
 リンに背中を押され、ルネは厨房から出されてしまった。上着を羽織ってからちらりと食堂を覗くと、女性たちが男性たちに酒を注いでいた。すでに注いであるものや、瓶だけを持っていくのではない。そして男たちと一緒に、少量だけだが、酒を口にしていた。テーブルに行ってそのようなことをしなければならないとわかっていたから、ルネは帰らされたのだ。
「私には手伝えないのか……」
 ルネは酒が飲めない。飲んだことがないのだ。ただ、蒸留酒は匂いを嗅いだだけでくらくらしてしまう。それではあの場は手伝えない。リンのように毅然として断ればいいのだろうが、きっとニオ隊と呼ばれるあの人たちには、それが通用しないのだろう。
 おとなしく帰ることにして、ルネは宿舎をあとにした。手には貰った賄いを抱えている。ルネとディンゴの二人分だ。家に帰ったらこれを温めて食べなさいと、リンが渡してくれたのだった。
――きっとディンゴは、腹を空かして帰ってくるからね。
 会議の後は、ディンゴは大抵すぐに家に帰るのだという。急いで帰って、支度をして、一緒に食事ができるといい。今朝彼の顔を見られなかった分、楽しみで仕方がなかった。
 そうして周りに気を配ることをすっかり忘れていた。――こちらに近づいてくる影に、全く気が付かなかった。
 突然腕を引っ張られ、ルネの手から賄いの包みが落ちる。わけがわからないまま雪の地面に押し倒されて、動けなくなる。月を背負った真っ黒な影が、ルネに覆いかぶさっていた。
「な、なんですか?」
 問うも答えはない。ただ荒い息が、白くなって立ち上る。相手の顔は全く見えない。見えないまま、近づいてきた。そうしてルネの首筋に、ぬらっとしたものが触れる。それが舌だとわかった瞬間、ルネは頭の中が真っ白になった。
 気持ち悪い。肌が一気に粟立つ。どうしてこの人はこんなことをするのだろう。どうしてこんな――怖いことを。
「やだ……っ」
 相手を押しのけようにも、力がまるで足りない。もがいているうちに両手を大きな手一つにとられてしまい、頭の上で固定される。相手のもう片方の手は、ルネの足をなぞるように触り、腿のあたりでぐっと力を入れる。抵抗もむなしく、足を開かされた。
「やめてください! 放して! 誰か……」
 辺りは暗い。遠くで宿舎の騒がしい声が聞こえる。ここで起きていることには、誰も気づかないだろう。気づかれないとわかっているから、相手はこんなことをするのだ。
――ディンゴさん。私、あなたの言いつけを守っていればよかったんですね。
 宿舎の手伝いができたことは良かった。家を飛び出してでもやる価値があると思った。でも、こんなことになるなら、我慢して家にいればよかった。
 冷たい涙がこめかみを伝う。いろんな人の顔が頭をよぎった。その誰も、ここにはいない。助けなんかこない。
「私から離れて!」
 もがいても、もがいても、きっと無駄だ。でも最後まで諦めたくはなかった。こんなことに屈したくなかった。涙目で睨んだ相手の顔はやはり暗くて見えなくて、けれどもその向こうにあるものは、どうしてかすぐにわかった。
「てめぇ、俺の家の前で何してやがる」
 低く重い声。ふっとかかっていた力がなくなった。自由になった手で服の裾を直しながら、現れた人物を見上げる。――間違えるはずもない。彼に助けられるのは二度目だ。
「ああ、なんか見たことあると思ったら。お前、ニオ隊の下っ端か。宴会にも混ぜてもらえなかったから、自棄になって女を襲おうとしたってところかね。まったく、躾がなってねぇな」
「ひ……っ、お前、本営の」
「本営の、じゃねぇよ。どこにいようと関係ねぇ。名前で覚えとけ。俺は北領で最強になる予定の男なんだからな」
 さっきまであんなに恐ろしかった人物が、情けない声を出しながら放り投げられる。さほど大きな音がしなかったのは、雪が積もったところに着地したせいだろう。それほどまでに雪に囲まれた場所なのに、彼の声はよく響いた。
「俺はディンゴだ。そのちっちぇえ脳みそに、よーく刻んどけ」
 彼の表情なら、暗くても見える。月を背に、眉を寄せて、獲物を睨み付けている。狩人の眼、本物の兵士の姿が、そこにあった。
「もう二度とその女に手ぇだすんじゃねぇぞ。そいつは俺の嫁だ」
 言われた人物は慌ててその場から逃げ出したので、最後まで聞いていたかわからない。でも、ルネの耳にははっきりと残っている。彼はたしかに「俺の嫁」と言った。ルネのことを、そう言ったのだ。
 何度も頭の中で反芻しているうちに、目の前に手が伸びた。大きくて武骨な掌は、またも自分を救ってくれた。そっと手を伸ばして触れると、強く握られ、引き寄せられる。
「怪我は」
「あちこち痛いけど、怪我はしてないと思います。ディンゴさんが来てくださったおかげで、何もされずに済みました」
「そうか」
 へら、と笑ってみせるが、ディンゴはちっとも表情を崩さない。安心したような素振りもなかった。
「おーい、ディンゴ。今躓きながら逃げてったの、お前が脅したのか」
 聞き覚えのある声と、複数の足音が近づいてくる。ラステット、カルバ、ベレの三人だ。大きな荷物を持っていて、匂いでそれが新鮮な肉だとわかる。
「あ、ルネちゃんじゃん。寒いのに外にいたの? お土産沢山持って来たから、宴会しようぜ!」
 ベレが肉を掲げて笑う。それを見たらなんだか力が抜けてしまって、止まっていた涙が一気に溢れ出した。ぼろぼろ、ぼろぼろと零れるそれは、一所懸命に拭っても一向に収まらない。ベレが焦り、ラステットが宥める声が聞こえた。
「まずは家に入ろう。いいだろう、ディンゴ」
「そうだな。顔を凍らすわけにいかねぇ」
 ルネの背中に、ディンゴの手がそっと添えられた。いつかのように、温かな手だった。
 涙が止まる頃には、焚火のパチパチとはぜる音と、肉を焼く匂いがしていた。落としてしまった賄いの包みも拾ってくれたようで、宿舎の厨房に広がっていたものと同じ香りも混じって漂っている。肩にかけられた毛皮は、よく見れば上着に仕立てられていて、おそるおそる袖を通してみると、ルネの腕の丈にちょうどよかった。
「……これ」
「ちょうどいいのがあったんで作らせた」
 ぶっきらぼうにディンゴが答える。だが、ルネだってわからないわけがない。年の割に小さな自分の体にちょうどいい毛皮など、そうあるものではないのだ。上着の寸法はいいかげんなものではない。これはたしかに、ルネのためにあつらえられたものなのだった。
「ルネちゃん、もしかして寒がりなんじゃないかって。当たってる?」
 酒を注ぎながら、ベレが言う。
「はい、あんまり得意じゃないです」
「ディンゴさあ、最初に会ったときからわかってたっぽくて、ルネちゃんが来てから大急ぎでその上着作らせてたんだよ。裏地も温かくていいでしょ」
「おいベレ、余計なこと言ったらぶん殴るっつっただろうが」
 ディンゴの眉間にしわが寄るが、今は不機嫌なわけではないだろう。彼はどんな感情を表すときでもそうしてしまうのだ。雪焼けの顔が少し赤く見えるのは、炎の近くにいるせいだけではないだろう。
「ここまでしてくださって、嬉しいです。ディンゴさんには、私の全てをかけて恩返ししないといけませんね」
「そんなのいらねぇって。恩とかなんとか、そんなつもり最初からなかった。なかったもんをどう返すってんだよ、何かされるとこっちが返さなきゃいけなくなる」
 低い声は少し早口で言う。武骨な手は片方にナイフを持って、焼けた肉を削ぐ。そうして脂の照った美味しそうなところを、一番にルネに寄こした。
 礼を言おうとしたが、最初の一音も口にすることはできなかった。
「なんでお前は、自分を傷つけた人間の嫁になんかなりたがる。足が痛いのにここまで通ったりして。理解できねぇ。もし父親の言いなりになってるんだったら……」
「違いますよ。お父さんは関係なくて……私がディンゴさんを好きになってしまったんです。あったかくて、優しいから」
 大きくかぶりを振り、遮られないように一気に言い切った。ひゅう、とベレが口笛を吹いたのを、ラステットとカルバが軽く叩いて窘める。この人たちは、本当に仲がいい。彼らさえいれば、ディンゴは生きていけるのかもしれないし、また心置きなく死んでいけるのかもしれない。
 だからこの気持ちは、ディンゴのためのものではない。ルネのための、ルネの想い。生まれて初めて抱いた、簡単には手放したくないもの。ディンゴ以外には絶対に触れさせたくない、触れてもらえなければ仕方がない。
 灯った炎はいつのまにこんなに大きく育って、身を焦がすようになったのだろう。
「やっぱり理解できねぇな。女ってのはもっと、見た目のいい奴が好きなんじゃねぇのか。カルバなんかここいらの女のほとんどにキャーキャー言われるし、ラステットは俺よりよっぽど紳士だぜ。ベレはこう見えてよく気のつく奴だ。なのに、なんでお前は俺なんかが良いんだ」
 肉を多すぎるくらいに削ぎ続けながら、ディンゴは息継ぎをしているのかと疑いたくなるくらいに疑問を並べる。適当なところでラステットが仲間たちに肉を分けたが、自分たちはまるでいないかのように静かな振る舞いだった。
「そういうところですよ」
 だからルネも、遠慮なく自分の気持ちを伝える。
「仲間のことによく気が付いて、私のことを気遣ってくれて、……それから、私は最初から、あなたのことを素敵だと思っていました。里のために役に立たなきゃって使命感はありましたけれど、役目を果たすなら相手はあなたが良かった」
 たしかにラステットは物腰が柔らかく、カルバは美男子で、ベレは明るい。それぞれに魅力的なのは尤もなのだが、ルネの気持ちは初めて会ったあの瞬間から決まっていた。私は、と強く声に出す。
「私は、あなたのお嫁さんになりたい。あなたの家族になって、あなたの子供を産んで、あなたをそう簡単には死なせない。たとえあなたが戦って死んで、それに満足したとしても、それだけで終わらせない。あなたの生きた証を、私がつくりたいんです」
 これでも伝わらなかったら、もう尽くす言葉がない。それくらい力いっぱい語ったつもりだ。ふとディンゴの眉間に目をやると、深かったしわはほぐれていて、その下には呆気にとられたような表情があった。目も口もぽかんと開いて、ちょっと間の抜けた顔が。
「……一生ないくらいに口説かれたな」
 カルバがぼそっと呟くと、ベレがとうとうふきだした。今まで我慢していたのか、笑いだしたら止まらなかった。ラステットはただにこにこして、ルネとディンゴを見ていた。視線に気づいて、急に顔が熱くなったルネだった。
「すっげー! で、で? どうするの、色男は」
 ベレが興奮して騒ぎ始め、ディンゴもようやく我に返ったらしい。つと立ち上がると、ベレにずかずかと歩み寄って、その頭を平手で強かに叩いた。天井まで響くいい音がした。
「これは今笑いやがった分な。さっきの余計な言葉の分がまだあるぜ」
「いってえ……。人を殴らずに照れろよ」
「てめぇが殴らせてんだろうが。……んで」
 少しすっきりしたような顔が、ルネに向けられる。やっとまともに目が合った。絶対に逸らすまいと、ルネは少し身を乗り出す。肉の盛られた皿は、しっかりと持ったまま。
「嫌なこと思い出させるだろうから、言おうか迷ってたんだが。さっきお前が襲われてたの見たとき、俺は助けなきゃとか、そういうことは一切思ってなかった」
 さっきのこと、なんてルネはすっかり忘れていた。そういえばそんなことも、ととても昔の出来事のように思い出し、そして少しだけ気持ち悪さがよみがえった。そのほんの少しが表情に出たらしく、ディンゴは表情を歪めて「悪い」と言った。
「いえ、大丈夫です。続けてください」
「そうか。もしかしたら、もっと嫌な気分になるかもしれねぇぞ。俺はな、あのときは何も考えちゃいなかった……と思ってた。けど改めて考えてみたら、ありゃあなわばりを荒らされたような気がしてたんだな」
 なわばり、と口の中で繰り返して、ルネは首を傾げる。現場が家の近くだったのだから、それは当然の思いだろう。とそのまま返そうとしたら、ラステットが呟いた。
「ディンゴ、言い方下手」
 最後までなりゆきを見守っていそうだったその人の一言に、ディンゴはたちまち顔を赤くした。この変化は、何だ。まばたきをするルネに、ディンゴは向き直って、少し自棄気味に言い放った。
「俺のもんに何しやがる、って思ったんだよ。そんでまだイライラしてる。あの野郎、次に見かけたら絶対半殺しにしてやる」
 途中から恨み言になってしまったが、その意図するところは察した。「俺のもん」――きっとそれは、ルネの熱烈な告白に対する、彼なりの熱烈な答えだった。
「お前を連れまわすことはできねぇし、だからといって家でおとなしくしてろってのも無理な話だってのはわかった。リンたちから仕事のことは聞いたからな。だから四六時中一緒にはいられねぇ。お前を守り切ることはできないかもしれねぇ」
「はい」
 彼は兵士だ。守らなければならないものは大きく、ルネだけには構っていられない。それはわかっている。わかっていなければいけない。
「俺の家族だって言いふらしとけば、ちっとは安全だろう。俺も勢いで言っちまったし、今度から堂々と言っていい。『自分は北の暴拳ディンゴの嫁だ』ってな」
 嫁だと、家族だと認められるなら、常に胸に留めて、抱きしめておかなければ。絶対に離さないように、奪われないように。
「はい!」
 笑って頷いたルネを見て、ディンゴは小さく息を吐いた。それからまた肉を切り始め、削いではルネの皿に盛る。忙しなく、どんどん、どんどん。
「あの、こんなにたくさんは食べられないですよ」
「何言ってやがる、食ってちゃんと体に肉をつけろ。そんな細っこいうちは子づくりなんかできやしねぇだろうが」
「は、はい! 頑張ります!」
 背筋を伸ばして肉を口に運び始めたルネ。ひたすら肉を切るふりをして、赤くなった顔を隠そうとするディンゴ。二人を眺めながら、仲間たちはそっと乾杯をした。
――とんでもないこと言ってるって、わかってるのかね。
――まあ、ディンゴらしいんじゃね? ルネちゃんも天然っぽいし、お似合いだよ。
――あれが幸せなら、それでいい。
 新しい日々が始まろうとしていた。この温かな家から。




posted by キルハ制作委員会 at 19:52| Comment(0) | 小ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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